三菱地所株式会社 様
ご担当者プロフィール
住宅業務企画部 新事業ユニット統括
橘 嘉宏 様
ご経歴を教えてください。
現在、住宅業務企画部 新事業ユニットで「HOMETACT」のプロジェクトリーダーをしております。「HOMETACT」は住空間における「次世代インフラ」としてのスマートホームを実現するためのサービスで、ユーザーはHOMETACT のアプリにログインするだけで、様々なホームIoT機器や住設機器をメーカー横断かつワンストップで操作できます。 これまでの経歴としては、入社時は経理からスタートし、10数年前に現所属となり多数の新規事業開発のプロジェクトに関わりました。2019年から本プロジェクトを立ち上げ、2022年の事業化決定後、その責任者となっています。
スマートロックに着目した背景を教えてください。
以前「三菱地所のレジデンスクラブ」という住宅事業グループ顧客向けの会員向けサービスの立ち上げと、部門内のDX推進を担当していたのですが、さらに顧客接点をより強固で継続性のあるものに変えていきたいということで、スマートロックに着目していました。入居者は1人あたり少なくとも1日に2回は家を出入りするので、その顧客接点を生かして、ソフトと鍵(ハード)をうまく掛け合わせた新たなビジネスを展開できると考えました。
はじめてOPELOを知ったときの印象を教えてください。
HOMETACTを本格的に立ち上げ、スマートロックへの関心がさらに高まっていた中で、パートナーとなりうる国内のメーカーを探していた際、大崎電気様と出会いました。 当時のデベロッパー界隈でのスマートロックに対する印象は、Wi-FiやBluetooth接続への不安や、品質への疑問などもあり決していいものではありませんでしたが、当時御社のプレゼンテーションに衝撃を受けたことを覚えています。
説明を聞くうちにOPELOはマーケティングの観点ですごいプロダクトだなと思ったのを記憶しています。例えば「Wi-Fi環境が整っていない物件でも、鍵としてしっかり機能させていくこと」だったり、「賃貸管理会社の実務に即して、不必要な機能をなくし業務にフィットさせる」などのOPELOのコンセプトは業界の抱える課題感ともフィットしており、直感的にこれは採用が伸びるはずだ、と感じました。さらにドアへの設置工法の特許など、様々な観点で考え尽くされているプロダクトであることにも感心しました。
説明を聞くうちにOPELOはマーケティングの観点ですごいプロダクトだなと思ったのを記憶しています。例えば「Wi-Fi環境が整っていない物件でも、鍵としてしっかり機能させていくこと」だったり、「賃貸管理会社の実務に即して、不必要な機能をなくし業務にフィットさせる」などのOPELOのコンセプトは業界の抱える課題感ともフィットしており、直感的にこれは採用が伸びるはずだ、と感じました。さらにドアへの設置工法の特許など、様々な観点で考え尽くされているプロダクトであることにも感心しました。
OPELOとの連携を進められるうえで、他メーカーとの比較検討はされましたか?
もちろんすべてのメーカーとの比較はしていましたが、あえて遠隔施解錠という選択肢を捨て、管理業務に徹底的に寄り添ってつくられたOPELO はすでに圧倒的差別化ができているポジショニングであったので、当社にとって他メーカーとの比較検討は難しくはありませんでした。HOMETACT の顧客企業は、サービス利用にかかる月額利用料やイニシャル投資にはすごくシビアなので、スマートロックにも高いコストパフォーマンスと耐久性を求めています。ですので、物件価値を高めることのできるスマートロックは、スマートホームを提供するうえで非常に重要な要素なので、当社もベンチャー企業から大手企業までのスマートロックを散々研究し尽くしてきました。 その中でOPELO は、シリンダーにしっかり固定できる扉から落ちない安心感や新たな技術革新をプロダクトに反映させるアップデート力や鍵の安全性、安定した運用実績・サポート体制などを踏まえ、顧客の期待に応えてもらえる、素晴らしい連携パートナーであると判断しました。
OPELOとの連携決定には時間がかかりましたか?
大崎電気様とお話ししていく中で、当社の顧客である管理会社やデベロッパーがインストールしやすいパッケージを作るには、OPELOが大きな戦力になることを確信できましたので、トントン拍子にOPELOのパッケージ導入やワンタイム パスワード発行機能のAPI連携を決めさせていただきました。
「HOMETACT × OPELO」の顧客からの反応はいかがでしょうか?
手応えを感じています。説明時にも顧客から「あ、このプロダクトはいいね」っていう反応がすぐに返ってきます。スマートロックの導入実績が業界でトップクラスである大崎電気様との協業によって、顧客の賃貸管理業務をトータルでエンハンスする提案ができ、御社との協力も相まって営業活動がうまく回りだしたなと思っています。まさに、HOMETACTとOPELOが協力することで「不動産管理業界を支えるインフラ」を目指せると思いますし、導入が全国的に広がる可能性を強く感じます。
OPELOの展開に期待していることを教えてください。
現在、大崎電気様にて取り組まれているプッシュプル型ドア対応スマートロックには期待しています。プッシュプル型ドア対応は不動産業界からの期待も大きいので、是非実現していただきたいです。また、スマートロックを取り巻く状況は世界的な視点でみると、顔認証、静脈認証、UWB、指紋、パスコード、ICタグなど、1つのデバイスで複数の認証方法に対応しているプロダクトもが多くでてきています。次世代モデルではさらに機能を充実させ、多要素認証や様々な手法での施解錠をこなせる高機能なスマートロックを市場に投入していくのも面白いかもしれません。日本の住生活をもっと良くするという志を共に持つ大崎電気様にはスマートロック市場のリーダーとしての更なるご活躍を期待したいと思います。
[ 撮影場所 ] HOMETACT ショールーム「playground大手町」 東京都千代田区大手町1-6-1 大手町ビル内 完全予約制