株式会社プリズミック 様
ご担当者プロフィール
代表取締役社長
早川 政章 様 (右)
プロパティマネジメントグループ AHチーム
ファム ゴクカムハ 様 (左)
会社の業務内容を教えてください。
当社は2002年に設立され、「物件を物語に変える」というビジョンのもと、関東エリアにて約8,000戸の賃貸物件を管理しています。建築家との連携によるデザイン性の高い物件づくりや、資産価値を高める賃貸経営支援を強みとしており、企画・募集・管理・サブリース・コンサルティングなど、デザイナーズ賃貸を中心とした事業を展開しています。近年では、宿泊事業にも注力しており、アパートメントホテル事業として東京を中心に16棟・70室以上を運営しています。訪日外国人や長期滞在者をターゲットに、滞在型の宿泊施設を提供しており、今後は300室以上の運営を目指して、物件数と運営体制のさらなる拡充を進めています。
この事業を始めた背景には、民泊制度の広がりと、当社が保有する賃貸物件との高い親和性がありました。さらに、建物の維持管理を自社で行っているため、設備の不具合やトラブルにも迅速に対応できる体制が整っており、ホテル運営にも十分対応可能と判断し、事業をスタートしました。
この事業を始めた背景には、民泊制度の広がりと、当社が保有する賃貸物件との高い親和性がありました。さらに、建物の維持管理を自社で行っているため、設備の不具合やトラブルにも迅速に対応できる体制が整っており、ホテル運営にも十分対応可能と判断し、事業をスタートしました。
OPELO commons(以下commons)の導入前の課題を教えてください。
導入前は、各物件のスマートロックのパスワードを社員が現地で手動変更する運用をしていました。社員のスケジュール調整や移動にコストがかかり、非効率なうえに、セキュリティ面での不安がありました。さらに、パスワードの伝達・設定の間違いによる入室トラブルも発生し、物件数や予約数の増加に伴って対応が追いつかなくなり、このような運用に限界を感じていました。
commonsを知った経緯を教えてください。
新しいスマートロックの導入を検討していた際に、Webで製品情報を調べている中でOPELOの公式サイトを見つけたのがきっかけです。第一印象は「物理キーに近いスマートロック」だなと思いました。アプリで宿泊者のスマートフォンにパスワードを表示させて、かざして入室でき、かつWi-Fiなしでも宿泊者の入退室がすべて携帯で完結できるところに感心して、すぐに大崎電気さんにコンタクトを取ってみました。
commonsを導入した理由を教えてください。
オフライン環境でもパスワードの設定や変更が可能で、インターネットが不安定な物件でも問題なく運用できる点が魅力でした。さらに、予約システムと連携してゲストごとにワンタイムパスワードを自動発行できるため、セキュリティと業務効率の両立が図れる点も大きかったです。加えて、当社のシステムで複数施設を一括で管理できること、そして当時はデジタルツール導入に関する補助金を活用できたことも、導入を後押しする要因となりました。
commonsを実際に導入してみていかがでしたでしょうか?
現地に行かずにパスワードの設定・変更ができるようになり、大幅な工数削減につながりました。また、当社の予約システムと連携して、ゲストごとのパスワードを自動発行できるため、セキュリティが向上して入室トラブルも減少しました。あと、パスワードの有効期限を「日時・時間単位」で細かく設定でき、無断でのアーリーチェックインやレイトチェックアウトを防止できている点や、アプリや機器に不具合が発生した際のサポート対応も非常に早く助かっています。導入後も現場の声にしっかり耳を傾け、アップデートや改善を柔軟に行ってくれる体制がある点も良かったです。
commonsを導入して業務課題は解決しましたか?
先ほど述べたように、現地でのパスワード変更作業が不要になり、当初課題としていた作業時間・移動コストについて大幅な削減が実現できました。また導入初期の課題として、commons専用アプリが日本国内でしかダウンロードできず、海外ゲストから不便という声がありましたが、大崎電気さんがそのフィードバックをもとに早急に対応を進めてくださり、現在ではiPhone/Androidともに約70ヶ国でアプリのダウンロードが可能になっているので非常に助かっています。
今後、OPELO製品に期待することを教えてください。
今後、アパートメントホテル事業を拡大していくと、さらに訪日外国人ゲストが増加すると想定されます。現在、commons専用アプリは日本語・英語のみの対応となっていますが、韓国語・中国語・スペイン語など、より多言語に対応していただけると非常に助かります。また、スマートフォンのOSアップデートに迅速に対応していただけない場合、一部のゲストがアプリを利用できないケースが発生してしまうため、継続的かつ柔軟なアップデート対応や新機種への対応を行っていただけることを期待しています。